作品紹介(著作)

1.『決定版 モーツァルトのいる部屋』 2014 河出書房新社


永遠の楽聖・モーツァルトの作品を、ジャンル別に徹底解説。
研究者ではなく愛好家の筆による、クラシックファンに寄り添った文章。
1985年刊のロングセラーを全面改稿・新たに書き下ろした決定版!

2.『辞書の鬼』 明治人・入江祝衞 2012 春秋社

明治18年、ひたすら生きた英語を学びたいがため、東京・銀座の英語学校へ埼玉から往復56キロの道のりを毎日走りぬいた苦学生・・・。やがて「日本語論」等、言葉に対する視点を磨き上げ、さまざまな試行錯誤を経て”辞書の鬼”と化し、いくつもの立派な辞書を独力でつくりあげるまでの情熱あふれる人生を描く。

3.『ハイドン&モーツァルト弦楽四重奏曲を聴く』 2011 春秋社

 ハイドンは弦楽四重奏曲を最初はディヴェルティメントやカッサシコーンといった
 名目で、つまり楷書で書いていたのだ。ところが作品20あたりから彼独特の
 崩し字が入り始める。それが彼の弦楽四重奏曲の魅力となるのだ。
 モーツァルトは終始、楷書で書いている。それにより生まれる音楽の素晴らしさは
 ハイドンをしのぐものさえあった。しかし彼は、崩し字を書くにはまだ若かったのである。

4.『ハイドン106の交響曲を聴く』 2009 春秋社

 演奏会のプログラムにのるハイドンの交響曲は限られている。晩年の作品で愛称の
 ついているものがほとんどだ。それらは確かに練達の筆で書かれていて面白いが
 それしか聴かないでハイドンの交響曲はこのようなものだと思うのは間違っている。
 なにしろ100曲あまりあるのだ。これは正しく「未開の宝庫」と言ってよいのである。

5.『モーツァルトと日本人』 2005 平凡社新書 

  現代の日本人になぜモーツァルトが好まれるのか。その理由をさまざまな
  角度から追求する。著者の60年にわたるモーツァルトへの思いばかりでなく、
  日本に明治以来、西洋音楽がどのように流入したかの歴史をたどり、さらに
  小林秀雄、河上徹太郎、大岡昇平、吉田秀和、遠山一行のモーツァルト論に
  及ぶ。モーツァルティアン待望の書

6.『旧制高校生の東京敗戦日記』 2000 平凡社新書

  第二次大戦末期、東京の一旧制高校生は、いったい何を見、何を考え、どのような
  学生生活を送っていたか。音楽と文学と相撲を愛する青年は、戦況を、東京大空襲を
  そして敗戦を、どう捉え、いかに記したか。1943年から45年暮れまでの日記によって
  戦時下の東京と青春の真実を刻み込んだノン・フィクション。

7.『レクィエムの歴史 −死と音楽との対話』 1999 平凡社選書

  海外にも類書のない古代・中世から現代にいたるレクィエムの歴史。
  取り上げた曲は133曲に及ぶ。CD索引つき。
  −「音楽現代」1999年4月号の書評より−
  これだけの書物がひとりの日本人の手によって書き上げられたことに対し、
  心からの敬意と賞賛の念を禁じ得ないのは私一人ではないはずだ。(戸口幸策)

8. 『大原総一郎 −へこたれない理想主義者』 1998 中公文庫

   日本が独自に開発した合成繊維ビニロンの工業化に心血をそそぐと共に、
  音楽、美術、自然保護に傾倒した稀有の経済人・文化人の本格的評伝。

9.『モーツァルト いき・エロス・秘儀』 1997 平凡社ライブラリー

  モーツァルトと江戸の「いき」を比較したユニークな文化論を初め、
  オペラの中のエロスやフリーメイスンの秘儀との関わりに分け入る。

10.『旅路のアマデウス』 1996 NTT出版  

  モーツァルトはロンドン、パリ、プラハ、ミュンヘン、ミラノ、ウィーンなど
  生涯の三分の一を旅に過ごした。その足跡をたどり、音楽の背景を探る。

11.『モーツァルトのいる街』 1996 ちくま学芸文庫  

  モーツァルトの音楽を育んだものは、彼が故郷ザルツブルクを離脱して訪れた
  街にあった。最新の研究成果と資料を縦横に駆使した、興味尽きない評伝 。

12.『モーツァルトのいる部屋』 1995 ちくま学芸文庫  

  モーツァルトの全作品のほとんどを、ひたすら聴き、思いの丈を込めて
  作品の魅力とその生涯を語ったロングセラー。

13.『モーツァルト・ガイドブック −新しい聴き方・楽しみ方』 1995 ちくま新書  

  モーツァルトに関する24のQ&A、彼の生きていた時代背景、同時代の作曲家群像
  などから、著者の推薦するCD、LDをジャンル別に満載。

14.『モーツァルティアンの散歩道』 1994 小沢書店  

  モーツアルトとの最初の出会いから、小林秀雄の『モオツァルト』を論じた「幻聴
  の宇宙」、「モーツァルティアン大岡昇平」など滋味豊かなエッセイ集。
 
15.『わが友モーツァルト』 1986 講談社現代新書

   現代の人々はなぜこれほどモーツァルトに魅せられているのか。それをさまざま
   な角度から追求し、今日のブームきっかけを作ったベストセラー